2026春のカメラ整理。最近使用した5機種ざっくりレビュー

何故かここ数年、自分はこの時期に所持カメラの整理をしています。
最近落ち着いたと思っていたのですが…結局この1年で購入・入れ替えで手にしていたたカメラは合計5機種でした。

実はレビューする間もなく売却してしまったのですが、昨年末にα7IVを購入していました。
あまり写真も残っていませんが、それも含めてこの1年間に所有したカメラのざっくりレビューをしたいと思います。

SONY α7IV(処分)

まずレビューも書かず既に処分してしまったソニーα7IVです。
執筆する時間がとれなかったというのもあるのですが、正直優等生すぎてこのカメラについてはあまり書くことないんですよね…

昨年末にα7Vが発売されたタイミングで中古市場で値下がりしたのでとりあえず買ってみました。
現在中古で19〜20万程度。とにかく売れ続けていたカメラですので中古の球数も豊富です。

4年経っても優秀なエントリー機

一言で言ってしまえばこんな感じです。
発売から4年経過しても、今だにエントリークラスのベンチマークになっているカメラだと思います。

これは私感になりますが、α7IVが発売されたあたりではエントリーがAPS-C、α7無印ラインは「ミドルクラス」という扱いで、α7R/S・α9がハイアマチュア、α1がプロみたいなカテゴライズというイメージでした。
それがAPS-Cのスペックアップと高価格化、LUMIX S5IIやNIKON Z5IIなど20万円前半のハイブリッド機が登場、さらに40万円前後の部分積層センサー搭載機が揃いだしてα7IVはエントリーに格下げされた、そんな感じがします。
そういった意味では以前のミドルクラスがエントリークラスの価格に落ちてきたとも言えるのかな。

エントリーモデルが各社出揃っている現在でもソニー専売の3,300万画素というアドバンテージもありますし、AFは全世代のAI非搭載ではありますが他社比でも十分高速。4年経過した今でも競争力の高いカメラだと思います。

あと同系列だとα7cIIという選択肢もあるのですが、スチルがメインならばやはり少しでも良いファインダーがあるほうが望ましいので、自分はα7IVのほうを押したいですね。

4K動画をノンクロップで撮りたいならば対象外にはなりますが、そこを望まなければ中古価格がこなれてきた今、豊富なレンズ群が強みのα7IVは一番買い時のカメラかも知れません。

SONY ZV-E1(処分)

続けてソニー機のZV-E1です。
はい。以前「なんだかんだで気に入っている」と書きましたが舌の根も乾かず手放しました。

いやホントに気に入っていたんですよ。小型ボディにたくさん詰め込みました的な攻めたプロダクトが良くも悪くもソニーっぽくて非常に面白いプロダクトだと今でも思います。

市場評価的に見ればソニーでは珍しい失敗作でしょう。春に発売で夏のキャッシュバック対象になっていたときはちょっと驚きました。
おそらく普及しなかった最大の理由である価格も現在中古市場では20万前後と手ががしやすくなったこと、ブイログカムでは比較対象としてニコンからもZRが登場したことなど、これから再評価されても良いのではないかと思うカメラです。

隠れたソニーのコンパクト万能機

FXシリーズほど動画に全振りしないけどコンパクトでスチルもいけるよ、という微妙なスタンスってそれなりに需要あると思うんですよね。
ファインダーレス、メカシャッターレスと割り切りつつも、非積層センサーながらストロボ同調を1/30だけど残しているというちぐはぐさも、おそらくスチル需要を完全に切ることはできなかった結果でしょう。(これは後発のNIKON ZRも同じ、というかむしろ老舗のニコンのほうがそのあたりは濃いと思いますが。)

なので実はコンパクトながら万能機という側面もあるんですよね。動画に弱点がないのでC系よりもより小型万能機に近いとも言えます。
ラフに高感度も扱え28-60mmなど小型レンズと組み合わせれば万能スナップシューターにもなりえる。

例えば外部ビューファインダーを用意するとか、NIKON ZRのように液晶を大型化するなどもう少しスチルユーザーに訴求できれば評価は変わったような気がします。

あと以前にも書きましたが、おそらく誰もが懸念する1200万画素という解像度については、使ってみるとそんなに物足りなさは感じないです。
風景撮影など緻密な描写を要求されるシーンではちょっと厳しいというのはありますが、アマチュアレベルの物撮りやスナップ程度なら1200万画素でも十分でしょう。

OM-SYSTEM OM-1(継続)

お気に入りのOM-1は当然ステイです。
というか今まで使ってきたカメラの中で一番気に入っているといっても過言ではない、もはや自分になくてはならないカメラになりました。
フォーサーズ故に苦手分野はあれどシステムとしてのサイズ感と操作感、OMレンズの画質に満足しています。

フルサイズでは色々冒険していましたが、自分にとってとりあえずこれを残しておけば安心できるカメラで、おそらく他は入れ替えしてもOM-1は壊れるまで使い続けると思います。

スモールフォーマットを武器にした名機

OM-1最大の武器は積層センサーの採用でしょう。
フルサイズでは部分積層でも40万前後になってしまうところ、マイクロフォーサーズということもありフル積層センサーなのにメーカー価格で10万も安価です。

さらに走査する面積が小さいためセンサー読み込みスピードも速く、電子シャッター時にストロボ同調1/100が可能で電子シャッター歪みも他社のハイエンド並に抑えられています。
まさにスモールフォーマットの武器にした名機と言って良いと思います。

AFの改善

あと発売当初問題のあったAFですが、mark2発売後のファームで劇的に改善。さらに前機種もファームで無償対応してくれるファンサービスが素晴らしい。

動体の食いつきはまだ及ばないかも知れませんが、ほとんどのシチュエーションであればファームウェアバージョン1.7以降でα7IVあたりとほぼ遜色ないAF挙動が実現できていると思います。
もしOM-1を使っていてAF挙動に問題がある、と思った方は一度ファームウェアのバージョンを確認してみてください。

リーズナブルでパフォーマンスの高いレンズ群

スタンダードとプロでもちろん差別化はしているのでしょうが、パナソニックも含めフォーサーズは低価格帯のレンズでも手抜き感がないんですよね。
これは前フォーサーズ規格策定時にセンサーサイズに対して大きなイメージサークルを規定した仕様がマイクロフォーサーズ規格にも影響しているからでしょう。

対してソニーはNEXシリーズから派生したAPS-C由来の規格なので、どうしてもレンズ設計に無理があり安価に高品質なレンズを作るのが難しいのかも知れませんね。

残念ながらフォーサーズ市場の縮小化から新たなレンズが出てくるのが望めない状況になってしまいましたが、幸いシステムとして一通りは揃ってはいます。
OM・パナソニックそれぞれ一貫性のあるレンズ群で棲み分けもできているので、一眼の醍醐味であるレンズ遊びを楽しめるのも、マイクロフォーサーズの良い点だと思います。

センサーサイズの限界はあれど

ただご存知のようにスモールフォーマットは物理的に弱点を抱えているのは事実としてあります。
ノイズについてはAI処理でデメリットになりえないところまできていると思いますが、フルサイズと比較してコントラストが高い・ダイナミックレンジが狭いなど、風景撮影やポートレートなどいくつかのシチュエーションで差は出てきてしまいます。

DxOのPure Rawを通すとそれなりに補正してくれますが、それでもフルサイズには及ばない感じ。決してダメという訳ではなく比較したら…ということですが。
ちなみにマイクロフォーサーズにPure Rawはノイズ除去以外にシャープネスもいい感じに補正してくれるので結構オススメです。

マーク2と基本性能はほぼ変わらないOM-1(mark1)は現在中古市場で13万前後。
積層センサー搭載機としては破格。もはやタダみたいなものでしょう。
ただ安いからといってマイクロフォーサーズはクセがあるので初心者にはオススメしにくいんですよね…。逆にある程度カメラを知っている人には全力でオススメしたい。

OM-1はマイクロフォーサーズというコンパクトなシステムを含め得られる画は素晴らしく、永く使い続けたいと感じさせるカメラです。

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NIKON Z5(たぶん処分)

Z5はちょうど1年前に購入しました。
後述するZ6IIIを購入したため手放す予定ですが、サブとして残しておくかちょっと迷い中です。

購入動機はニコン機を使ってみたかったことと、今となっては珍しい表面照射センサーの画はどんなものか気になったから、あとは中古価格が8万円前後ととても安くなっていたことです。
ちょうどz5iiが発売された直後くらいだったのもあったんでしょうが、5年落ちとは言え現行機のフルサイズミラーレス機が8万ですからね…新品でもフルサイズが15万とか、びっくりするほどリーズナブルなカメラです。

メカ的に古さを感じるが写りは現役

Nikon Z5の発売日は2020年8月。
α7iiiの発売日が2018年3月なのでそのおおよそ2年後に発売された機種。メニューや動画スペックなどはやはり2世代前の感じがします。

またAFに関してはさらに時代遅れな感じがあり、測距点数・スピード・精度どれも同世代のソニー機と比較しても頼りなさを感じます。
6年前のカメラになるので仕方ないところもあるとは思うのですが、年数以上に古さというか懐かしさを感じさせられるのは、ミラーレス時代に乗り切れていなかったメーカーの体質ところもあるのかなと思います。

散々古い古いと書きましたが、画が悪いかと言われると全然そんなことはないです。
ちょうどZ5発売あたりからスチルのスペックについては停滞するようになったのもあり、静止画に関しては今のカメラと比べても描画については全くといって遜色ないです。

上がα7ivで下がz5で撮影した写真です。
どちらもマウントアダプター経由でCANON EF16-35mm F4L IS USMで撮影しました。

4か月前に型落ちになってしまいましたが、少し前までスタンダードだったα7ivと比較しても遜色ない、というか比較しても分からないくらいに撮れることが分かります。

ある意味貴重な表面照射センサー機

現在主流は裏面照射センサーですが、Z5は表面照射センサーを採用しています。
表面センサーのため暗所に弱い(そもそもZ5のAFは暗所に弱い)というデメリットはありますが、光量のある環境で使う分には不利になることはないと思います。

またセンサーかエンジンもしくは組み合わせの効果か、Z6iiiと比較してみてZ5は若干色味が寒色よりで濃い傾向にあるようです。
フィルムカメラ時代にフィルムを選ぶように、色特性でZ5を使うというのも悪くない選択肢でしょう。というかその点で保留か処分を悩んでいるところではあります。

動体を撮らない、動画を撮らないということならば、中古市場で10万を下回る価格というのはとても魅力的。初めての一眼としてももちろん、サブやニコン入門機としてはこれほどのものはないかとも思います。

NIKON Z6III(新規購入)

最後は新たに導入したNIKON Z6IIIです。
今回ソニー機2台を処分して、フルサイズは本格的にニコンに入れ替えました。

購入した理由

理由はいくつかありまして、1つは「もうカメラは何でも良いか」と思ったこと。
ここ数年色々とカメラをとっかえひっかえ使ってきましたが、自分にとってはスモールフォーマットのマイクロフォーサーズでも、旧世代センサーのZ5でも、低画素のZV-E1でも、どれも使ってみて画についてほとんど不満を感じることがないという気付きがありました。
ならばメーカーとか画素数とかエンジンとかでなく、自分の使い方にマッチした使いやすい道具という基準で改めてカメラ探しをしました。

2つ目はZマウントレンズへの期待です。
とりあえずニコン入門として購入したZ5の導入に合わせてZレンズも使っておこうと24-120mm F4を購入しました。
「Zレンズに外れなし」という評判のとおり確かに目立った欠点もなく、自分にとってはソニーの同カテゴリにある24-105mm F4よりも好印象でした。
このレンズがあるならZマウントに移行しても不都合はないかなと判断。Zマウントの中からカメラを選ぶことにしました。

3つ目は電子シャッター運用でのパフォーマンス。
最近は電子シャッターばかりでメカシャッターを使うことがほとんどなくなりました。理由としてはシャッターの消耗を気にせずいくらでも撮影できることとリセールバリュー。
物撮りはテストショットが増え、どうしても撮影回数は増えてしまうのでできるだけメカシャッターは使いたくない。
それならばより電子シャッターに向いている積層ないし部分積層センサー搭載機、加えて電子シャッターでストロボ同調できる機種を選択対象としました。

以上の要件と予算から検討した結果、現状ならばZ6IIIがベストだろうという結論に至りました。
Z8とZRも最後まで悩んだのですが、価格・重量・ファインダーからZ6IIIが現状一番良い落とし所かなと。

Z6IIIは現状自分の理想的なカメラ

まだ購入して間もないため後日レビューは書きますが、今のところとても満足しています。
画素数については若干後ろ髪を引かれましたが、データボリュームとノイズのトレードオフということで大きな不満はないです。
色味についてはZ5と比較してちょっとスッキリした色になったというか、やはり新エンジンは動画を意識したチューニングがされているのかなと思います。

あとこっそり気になっていたのがFTP転送機能。
自分はソニー機ではカメラの電源オンとシャッターを切ったタイミングで自動的にNASにアップロードする使い方をしていたのですが、Z6IIIでは同様に期待通りに機能しました。
話が横道にそれますが、NASを使っていてカメラにFTP機能があるカメラを持っている方は一度使ってみてください。結構便利ですよ。

ひとまずこれで「このカメラにはここが足りない」といった不満が全て解消されました。ここ数年買っては売ってを繰り返していましたが、これでしばらく落ち着けそうな感じがします。

強いて言うならばカメラ重量で、ソニー機慣れているとニコン機はちょっと重いです。Z6IIIはニコンの中では軽量なほうではあるのですが…
カメラにはベースプレートをほぼ付けているのですが、Z6IIIはどうしようかなと少し悩みます。

まとめ

ということでこの1年で使ったカメラのざっくりレビューと、自分のカメラ探しに一旦の決着がついたという話でした。
センサー・画素数・スペック・レンズの本数などカメラ選びの基準は様々ありますが、今回使いたい機能に絞って選んだ結果、とてもスッキリしたカメラ選びができたと思います。

今回の入れ替えにあたって、スペック面で言えば部分積層が比較的手の届きやすい価格になってきたというのがポイントだったと思います。
大きなエポックではないですが、着実に本来あるべきデジタルカメラに近づいてきていますね。次の入れ替えはグローバルシャッターのデメリットが解消して普及価格帯に落ちてきた頃かな。

ひとまずカメラ選びについては上がりとして、はしばらくはZ6IIIとOM-1の2台体制でやっていこうかなと思います。
次はZのレンズ沼の記事でお会いしましょう!

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