こんにちわ。
WEB制作・カメラ・ガジェット系ブログとして立ち上げたはずが、ページアクセスがキーボード関連にすっかりぶち抜かれてしまったXTRA-BLOGです。
今やメカニカルキーボードはホントに熱いデバイスですよね。
いつの間にか地方都市のヨドバシカメラでもメカニカルキーボードコーナーが充実しているほど。注目のカテゴリというのがよく分かります。
ただプレミアムなキーボードはお値段も高く、2〜3万円あたりがボリュームゾーンになってきています。
カメラもそうなんですが、趣味の製品というのはどうしてもニッチリッチな傾向にあるようです。
そんな中、今回ご提供いただいた「SmackApe Impact 80」は1万円前後で購入可能なエントリーモデル。しかも日本市場向けのJIS配列まで用意されている導入障壁の低いラインアップになっています。
しかも低価格ながらしっかり作られていて、なかなかどうして打鍵感も良好なんです!
ということで1ヶ月実務に使用して、smackape Impact 80がどんなキーボードなのか感想を書いてみたいと思います。
ご提供はいつもお世話になっているKIBU様になります。
目次
SMACKAPE Impact80とは

Impact80はSmackape社から発売された80%レイアウトのキーボードです。
デュアルチップを搭載した低遅延と低価格ながらサウンドに配慮した贅沢な内部構造が特徴。

公式データでは有線接続時にレイテンシは2.71ms。
ゲーミングキーボードレベルの応答速度を実現しています。

また打鍵感とサウンドの要であるプレート・吸音材等、内部構造もぎっしり詰め込まれています。
デザイン・レイアウト
提供いただいたのはUS配列のForest。グリーン系のProモデルになります。

ウォームな配色がとても良いですね。
ヘリテイジ感あふれるアイボリーをベースに差し色にライトブランとグリーン。
このグリーンはなんという色なんだろう?オーガニックな絶妙な色使い。可愛くもカッコよくもありすっごい好みです。
なおStanderd/Pro/Ultraの3グレードが用意されていて、それぞれスイッチとバッテリー容量が違い、カラリング設定も決まっているようです。
レイアウト
レイアウトは一般的な80%レイアウト。
変にサイズを圧縮していない分、やっぱりテンキーレスのこのサイズが一番使いやすいと思います。
重量は約1kg。軽くはないけれどこれくらいの重量があると打鍵感が担保できている安心感がありますね。
むしろ最近2kg級のキーボードばかり使っていたので軽くすら感じられます。

ケース外周にエンボス処理とC面加工されているのも、コストを抑えながらもデザイン性を上げるアイディアでしょう。
エッジの立った加工が低価格帯ながらなかなか高級感のある意匠です。
あと標準のキーキャップが結構好みで、マットな素材感と少しシボ加工が深いのかな?
指が吸い付いてポジションが安定します。
フォントはRainy75と同じ丸ゴシック系。
レトロモダンの見栄えで視認性も良いです。
JIS配列もラインアップ
あとこのキーボードのトピックとしてはJIS配列をラインアップしていることでしょう。
コダワリ系キーボードは大手メーカー以外はほぼUS配列ですからね。これは他製品へのアドバンテージになるんじゃないでしょうか。
シンプルで分かりやすいスイッチ類
USB端子と設定切り替えスイッチは背面に配置されています。

左から
・win/Mac切り替え
・USB-C端子
・接続方法切り替え(有線・無線・Bluetooth)
シンプルながらアクセスしやすい配置です。
しっかりしたスタンド

個人的に好印象だったのがこのスタンド。
スタンドは2段階の角度調整付き。3つの角度から選択できます。
肉厚でたわみがなく、展開時のクリック感が良いしっかりしたスタンドです。
クリアランスもバッチリで、たわみもぐらつきもなくとても安定しています。
こういった配慮も打鍵感の向上に貢献するところでしょう。
格安キーボードでスタンドはおざなりになりがちなで今にも折れそうなものがある中、こういったところにも手を抜いていないのはとても良いですね。
あとワイヤレスレシーバーは右スタンド側に収納されています。
バッテリー
バッテリー容量はstanderd/proで4000mAh、Ultraで8000mAh。
低価格ながら競合製品よりちょっと多いくらいのバッテリーを内蔵しています。
4000mAhモデルでライト点灯で約3日、ライト消灯で約45日使えるようです。
十分ロングライフではないでしょうか。
ただ完全に点灯・消灯しか選べず、タイプしたキーが点灯とか部分点灯モードがないのが少し残念なところではあります。
VIAによるカスタマイズ対応
自分に合った配列を組めるのも最近のメカニカルキーボードでは定番の機能。
VIAによるキーマップのカスタマイズに対応しています。
打鍵感
さて肝心の打鍵感です。
試用開始から1ヶ月ほど仕事に使ってみた感想です。
ちなみに今回提供いただいたのproラインで、スイッチはCheese Switchが搭載されているモデルになります。

リニアでコシのある打鍵感
リニアな押し心地とカチっとした硬質な打鍵感はまさにメカニカルのトレンドど真ん中のフィーリングといった感じ。
底打ち時に指に返ってくる感触はマイルドなコトコト系。
キャラクターが尖ってない分馴染みやすい感覚です。
押下圧は45gとRainy75と比べるとちょっと重めのチューニングでしょうか。スコスコ系も良いですが少々コシがあるこのくらいのほうがしっかりキーを叩いている感があって好み。
全体的にスイッチのキャラクターとケースとのバランスが取れている感じがします。
マイルドな打鍵音
高価格帯のキーボードと比べても遜色ないメカニカル特有の歯切れのよいタイプ音。
打鍵音はボディが軽量なため多少箱が鳴ってる感じがありますが、雑味はなく良質なサウンドを奏でます。
音域は高音域が少なく中音域より。
音域は中音域よりのマイルドな味付け。吸音材とインシュレーターがしっかり仕事をしてくれているのを体感できます。
クセのない打鍵感とコトコト系の打鍵音
総じて低価格ながら丁度よいフィーリングのキーボードという印象です。
とても馴染みやすく且つメカニカルの醍醐味を体感できる打鍵感だと感じました。
金属筐体の硬いキーボードに慣れてしまっていましたが、必ずしもカッチリしたアプローチだけがメカニカルの方向性ではないと感じさせられました。
やっぱり何事もバランスって大事ですね。
個人的には打鍵時のフィーリングは東プレ系に近い感じがするので、無接点静電容量方式から打鍵音のアップグレードでメカニカルに乗り換えるには違和感少なくて良いかな、とも思いました。
まとめ

1万円を切る価格で登場したSmackApe Impact 80。
低価格ながらなかなかクオリティの高いキーボードが出てきたな、という印象です。
初めてのメカニカルやオフィス用にもう一台にベターな選択肢
レビューにあたって1ヶ月常用してみましたがすっかり指が馴染んでしまいました。
気構えせず向き合えるというかクセのないのが特徴というか、とても自然なタッチなので試用後もそのまま使い続けるほど気に入りました。
キャラクターが尖ってない分、キーボードというデバイスとしてフラットな立ち位置でランクアップを体感できる。
しっかりメカニカル特有の上質なコトコト感が得られるので、まさにメカニカルキーボードの入門機に相応しいモデルだと思います。

オフィスに馴染むデザイン性と一般的な80%レイアウト。
ライトユーザーならばこれでゴールしちゃっても良いと思えるくらい良い出来です。
まぁここからズブズブとキーボード沼にはまってしまう危険性もなくはないですが(笑
選べるUS/JIS配列
あとImpact80は最初からJIS配列がラインアップされているのもポイントでしょう。
導入障壁が低く、これからメカニカルを使ってみたいというユーザーに対しての訴求力も高いのも注目点ですね。
低価格でメカニカルを使ってみたい、オフィス用に軽くて丁度よいキーボードが欲しいという方にはもってこいのキーボードだと思いますので、是非キーボード選びの選択肢に入れてみてください。
今回動画も作成しました。
よろしければそちらもご覧ください。

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