LG 27インチ4Kディスプレイ27MU67-Bを購入
普及価格帯の4Kディスプレイが出揃ってきた感のある昨今、そろそろ導入してみてもいいんじゃないか・・・と思っている方も多いんじゃないでしょうか。
とはいえフルHDモニターが1万円台で買えちゃうことを考えると5万円台のモニターはやっぱり高価な部類なんで躊躇してしまうのも事実・・・そこまでして導入するメリットがあるのかと悩むところでもあります。もちろん私も悩みました。
しかし、いざ4Kディスプレイを使ってみると予想以上にPC環境が激変!
4Kが与えるメリットは大きいけれど、いくらかのデメリットもあるので両手放しで万人にオススメできる、とまではなかなか言えないのですが・・・
ともあれ簡単な製品のレビューしていきます。
目次
どんなディスプレイ?
価格.comで2015年プロダクトアワードモニター部門で大賞を受賞したモデルです。
LG 27MU67-B IPSディスプレイ モニター 27インチ 4K/3840×2160/AH-IPS非光沢/HDMI2.0準拠/ピボット対応この商品のセールスポイント
・sRGB色域99%カバー
・HDMI2.0対応なのでHDMIで4K/60Hz出力に対応
・FreeSync搭載でRADEON R7シリーズ以降と組み合わせで使えるフレームレート補正機能
・このスペックで市場価格5万円前半!(2016年2月調べ)
これは売れない理由がないといっても過言ではないですよね。
この価格帯で4Kで27インチ、しかもIPS液晶って発売から半年経過した今でも敵なしじゃないでしょうか。
ちなみに半年で1万円近く値下がりしました・・・そこはちょっと悔しいですね。
ちなみにMini-FullディスプレイポートケーブルとHDMIケーブルが付属してます。
DisplayPortケーブルは買うと意外に高いのでありがたいですね。
27MU67-B外観・仕様
正面・ベゼル
正直安っぽいです。
ベゼルはヘアライン加工風の仕上げなので遠目で見ると悪くないですが、近くで見ればプラスチック感満載でチープです。
約20mmと太いベゼルも低価格モニター然とした出で立ち。
さらにはLG君(仮称)のフェイスマークも大きく印字されてるのもまたチープ感を増幅させていますねー。
背面
裏面もちょっとペコペコしそうな感じで、モニターアームで設置しているのですが、無理に力をかけたら割れそうでちょっと不安になるくらい。
購入して早々にモニターアームに変えたのでスタンドの使用感はよく分かりませんが、不安になるようなチープのものではなかったと思います。
入力・出力端子
入力:DisplayPort1・Mini DisplayPort1・HDMI2
出力:ステレオミニジャック1
スピーカーはついていません。
これだけ付いていれば十分。というか使い切れる人なんているんですかね。
モニター付属スピーカーなんて使わないんでなくていいですし。
スイッチ類
各方が言われている通り、このタッチセンサーはひどく使いづらいです。
ちょっと向きを変えようとベゼルに手をかけただけで電源OFFになったり、メニューが開いたりと鬱陶しいったらない。
初期設定でメニューを触るもセンサーが過敏なのか誤作動なのか、カーソルが行き過ぎたり選択しようとしたらメニューが閉じたりとストレス溜まりまくりで二度と触りたくないくらい。
まぁ外観なんて飾りですよ。
良くも悪くも特徴のないスタンダードな筐体なので違和感もなくすぐ馴染みます。
ただデュアルディスプレイで運用ですともう少しベゼルは狭くして欲しかったかな、という程度。
外観が気になる方はちょっと高いですが後継機の「27UD68-W」をオススメします。ちょっと高いけど。
性能・画質
画質
さすが4K!な広大な領域が広がります。
ドット感もなく写真を表示した際の精細感はもちろん、文字も綺麗で読みやすいです。
隣のフルHDと比べると雲泥の差。今までこんなモヤっとした画像見てたっけ・・・と思うほど。
ドット欠けもなく特にクセのない画質ですかね。
EIZOのFORIS FS2332と並べて使用していますが、色味の違いはほぼ一緒じゃないでしょうか。
デフォルトだとかなり明るめだったのと、これまで使っていたモニターと合わせるのもあって明るさ26に設定して使ってます。
性能
IPS液晶なのでTNやVAのようなギラつきもなく、ノングレアなので映り込みもありません。
電源を入れたときの立ち上がりも速いのも好印象。
あと消費電力が27インチで39Wと省電力。併用しているEIZO FORIS FS2332(23インチ)の34Wと比べて5Wしか違わないです。
レーザーマウス以来の衝撃!だがしかし・・・
間違いなく買って大正解!の製品です。
Sandybridge以降さほどスペックの向上もないし、そもそもゲームをやらないので現状用途では必要十分の感もあり、PC熱も冷めていたのですが、自分の中で4Kモニターは久々のヒットです!
久しぶりにレーザーポインタマウスを初めて手にした時の高揚感を覚えました。
もともとPCスペックよりキーボードやマウスなどのヒューマンインターフェースにこだわる質だったのもあって4Kには食指の動いていたのですが、所詮モニターなんて変えてもさして変化はないだろうと期待していませんでしたが、良い意味で期待を裏切られた製品でした。
だがしかし、現状4Kモニターの導入にはデメリットもあります。
ドットバイドットの表示やOSやアプリの対応、GPUの必要スペック等々・・・
安くなったからと言って気軽に手を出すと後悔する事になるかも知れません。
6ヶ月使用したレポートと導入の注意点についてまとめてみましたので興味のある方はご覧ください。
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