PCが動かなくなったので急遽組み立て!
先日長らく使用していたPCが立ち上がらなくなってしまいました。
Core i5 2500K(SandyBridge)を発売されてすぐでしたので、かれこれ5年半ほど使ったことになります。
グラボの交換はしましたが、これまでこんなに長く構成を変えなかったことはなかったですね。
CPUの世代が変わる度に組み直すかなぁ・・・と思いつつも大幅なスペックアップもなさそうだし、現状のスペックに不満もなかったので先送りにしていましたが、さすがに寿命のようです。
また丁度Window10の無料アップグレードの期限ギリギリのタイミングだったのもあって組み替えに踏み切りました。
ちなみに故障の原因は厳密に特定していませんが、度々時計が狂う(電池は替えました)ことやBIOS(UEFI)で止まることがあったので、おそらくマザーボードのコンデンサ周りかと思います。
5年半も使用していた訳ですし「よく今まで働いてくれた」と言うべきでしょうか。
目次
購入したパーツ
で、今回購入したパーツはこんな感じです。
仕事の最中でその日にPCが必要だった為、地元のPCパーツ屋で揃えました。
パーツを吟味する余裕がなかったのが残念ですが、まぁこんなもんでしょう。
CPU:Core i7 6700
CPUはCore i7 6700をチョイス。Kなしモデルです。
以前のイメージでK付きはOCできるだけだと思っていたのですが、今はK付きが定格4GHzでKなしが3.4GHzと周波数を変えているんですね。
店頭価格で税込み3万3000円ほど。
Sandyの頃は確かi7のK付きでも3万円しなかったと思います。
為替の影響もあるのでしょうが、大したスペックアップもしていないのに5年で随分高くなったものです。
AMDがんばれ!!
マザーボード;Asrock H170 PRO4
個人的にASUSの次に好きなAsrockを選択。
一時期その特異な仕様の製品を手がけていたことから「変態マザー」と呼ばれていたメーカーですが、最近はすっかり落ち着いているようです。
H170の標準的な仕様、標準的な付属品なマザーです。
とりあえずUSB3.1も必要ないですし、スペック的に十分です。
K付きCPUを選ぶとOCしなくても心情的にZ170を選んでしまいそうですが、Kなしなんで安心して(?)H170を選べます。
店頭価格で1万1000円程度ですが、最近はこのクラスでもチップのヒートシンクやカバー類など装飾に凝っているんですね。
ケースに入れちゃえば見えない部分ですが、こういうのって自作心をくすぐられて嬉しいものです。
あとM.2の固定用ネジも付属しますが、最初に使わないと絶対なくしますね、これ・・・。
メモリ:CFD panram 8GBx2
用途的に16GBは必要なので、その中からコスパが良さそうなCFDをチョイス。
16GBで7千円ちょっとと、DDR4を含めメモリ価格も随分落ち着いてきましたね。
少し前まで倍近くしていた気がします。
スペック的には語れないのでアレですが、とりあえず安定して動作しているのでOKです。
CPUクーラー:SCYTHE Samurai ZZ Revision B
CPUがBOX版なのでリテールクーラーが付属しているのですが、自作をしているとどうしても別に用意したくなり購入。
逞しく伸びたヒートパイプと細く刻まれたフィンが空冷エンジンのバイクを彷彿とさせて、個人的に見ていてワクワクするパーツの一つです。
これまで120mmファンのものを使っていたので、92mmファンは少々音が気になりますがまぁ許容範囲。
ヒートシンクが大きすぎると設置も面倒ですし、固定して縦置きにした際のボードへの負荷も少し気になるし丁度良いサイズかなと思います。
横から見て片側に突出したレイアウトはなんだろうなと思ったら、ソケット周辺のモジュールの冷却を考慮されているようです。
使用感
Core iシリーズ第2世代のSandyBridgeから第6世代のSkylakeへ環境を移行した感想です。
起動時間が劇的にスピードアップ!
以前の環境では起動ディスクがMBR(マスターブートレコード)フォーマットだったのをGPT(GUIDパーティションテーブル)に変更したことで、起動時間が劇的に早くなりました!
これが今回の組み替えで唯一にして最大のメリットです。
ただこのフォーマットの違い、最初クローンディスクで環境移行しようと思ったらうまくいかず悩みました。
結果せっかくクローンしたのに再度フォーマットする羽目に・・・
この辺の顛末は次の機会に書きたいと思いますが、古い環境から新しく組む方はパーティーションの違いを調べておいたほうが良いです。
ただ通常使用でのスピードアップはほぼ体感できず
一通り環境を戻してみて使用した感想ですが・・・正直体感できるほどのスピードアップはありませんね。
CPU単体でおそらく2,30%くらいはスペックアップしていると思うのですが、大方予想はしていましたが現状さほど変化を感じません。
クロック数的には0.1GHzしかアップしていないし当然かも知れません。
あとi5からi7になった分スレッドが倍になっているからマルチタスク時や対応アプリでは変わるのかも知れませんが・・・
例えばちょっと期待していたのがAdobe Lightroomで拡大表示した際のレンダリングスピードなんですが、これもほとんど変わりませんね。
バージョンがCS6というのもあるのでしょうし、シングルスレッドの周波数のほうが効くのかそもそもGPU側の仕事なのか、といったところでしょうか。
まとめ
積極的に組み直す必要ないが、保守には良いタイミングかも
Core2からCore iへシフトした時はスペックアップを大いに体感できましたが、今回はほとんど変わりませんでした。
CPUの進化も頭打ちなんでしょうか。
プラットフォームに投資するならSSDやGPUに使ったほうがスペックアップに貢献できますね。
ただどうしてもパーツは古くなりますし、今回の自分の例のようにコンデンサなどは寿命があります。
またDDR3からDDR4へ、M.2スロットの追加、マザーによってはUSB3.1搭載と足回りや周辺機器への対応など一通り世代交代がなされているので、保守としてのプラットフォーム交代という意味では良い時期ではあるかなぁとも思います。
また、SkylakeはノートPCに関しては消費電力や効率化で恩恵は十分にあると思うのですが、デスクトップ用途では5年前のものでも十分現役で使えることが分かりました。
この辺は良い意味でもあるんでしょうが、価格は上がっているのは少々いただけませんね。
とりあえずインテル一強になっている業界ですから、ここはAMDに頑張ってもらいたいところです。
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