IPSパネルでアスペクト比3:2で4K+で2万円台前半!激安CRUA28インチモニター「CR280HDU」レビュー

先日仕事をしていたら突然モニターに異常が…色がおかしくなったりチラチラと明滅したり非常に不穏な状況です。

再起動したりケーブルを抜き差ししたりして、気がついたら直っていたのでホッとしていたのですが数日後にまた症状が再現。
これはいよいよかな…とモニター購入を検討することになりました。

ちなみに使用していたのはDellのU2723QX。2年半前くらいに購入しました。
USB-C接続とUSBハブ機能が便利で重宝していたのですが、家で仕事をしているので結構酷使していたからかな?2年半で寿命とはちょっと早すぎる感じがします。

アスペクト比3:2のモニターが気になっていた

さて、ということで仕事に支障をきたす前に代替えのモニターを検討します。
最初は素直にDELLあたりかなぁ…と考えていたのですが、ただ置き換えしただけではつまらないですよね。レビュアー的に。
なので今回は以前から気になっていたアスペクト比3:2のモニターを購入することにしました。

しかし、いざ探してみたらなかなか選択肢が少ないですね。アマゾンで検索すると3つくらしか候補がありません。

その中で現状唯一大手で出しているのはBenQのRD280U。プログラミングモニター ということでガチのエンジニア用モニターです。当然価格もガチで10万円くらいです。

残り2つはというとJAPANNEXTとCRUAというメーカー品。大手のラインアップにないのでスタンダードな価格帯を飛び越しいきなり激安製品になります。
ニッチな製品は極端ですね。

なかでもCRUAというのは聞いたことがない謎メーカーですが意外にラインアップが多く、しかもどれも激安モニターばかり…これは気になりますねぇ!

ということで今回は4K+では最安の22,999円で販売されていたCRUAの4K+のモニターのレビューになります。

外観・同梱品

今回購入したのはCRUAのの28インチ4K+モニター。
ただ商品ページには製品名の記載はなく、ご覧のように外箱にも「モニター」の文字だけです。
Mac上で「CR280HDU」というモデル名で認識されるので、以後はこちらを製品名とします。

簡素で思ったより小さく薄い外箱です。
よくある中華の激安品という感じで、なかなか不安を誘う面構え
昔のBTOパソコンのセットについてきたモニターとかこんな感じだったような気がします。

箱の薄さから分かるように簡易梱包というか、発泡スチロールが薄く耐衝撃が弱い感じ。
アマゾンレビューで液晶割れしていたという報告もあるのはおそらく梱包の問題でしょう。

モニター外観

アスペクト比3:2で28インチでIPSパネルを採用。
16:9と比べるとやはり縦幅は長いですね。通常の4Kモニターと比べると結構大きく感じます。

画面下部に「CRUA」の文字。メーカー名があまり主張していないのは良いですね。
3方のベゼルはスリムで安っぽさはなく、今どきのモニターという外観で好印象です。

インターフェイス

インターフェイスは以下の通り。

・HDMI x 2
・ディスプレイポート
・USB-C
・オーディオアウト

低価格なのにUSB-Cを搭載しているのは珍しいのではないでしょうか。
ただせっかくならUSB-Aを2,3個付けてハブ機能も付けてほしかったところ。モニター側で増設できるの便利なんですよね。

ちなみにUSB-C接続時の給電は非対応のようです。
あとスペックシートにはリフレッシューレートは60hzとありますが、HDMI接続では50hzになります。他の4K+モニターもそうなので、おそらくHDMIの仕様でしょう。

モニター背面

VESAマウント対応

背面にはスタンド取り付け部と75mmのVESAマウント。
100mmではないですがモニターが軽量なのでそこまで頼りない感じはしません。

使いづらいモニター設定

左下に板バネ式のスイッチが配置されています。
さすが激安品という、明らかにコストカットされている箇所ですね。
そしてこれが非常に使いづらい。
一通りモニター設定の操作ができますが、上から何番目のスイッチを推しているかを指だけで判断しなければならないので何度も誤操作してしまいました。

同梱品

スタンド・アダプタ・説明書と、ケーブルはHDMIとUSB C to Cの2本が付属します。

スタンドは角度調整はできるが昇降機能はなし。
モニターアーム運用なのでスタンドは使いませんが、細い足ですが安静性は悪くなさそうです。

使用感

3840×2560の余裕のある表示領域

やっぱり縦幅が長いと表示領域はとても広い。
2160pxから400px、20%近く大きくなるのですから当然と言えば当然ですね。

Macではちゃんと3840×2560ピクセルで認識されています。
とりあえずスペック表記通りに認識して一安心ですね。

ちなみにリフレッシュレートが50hzになっているのはHDMIケーブル経由のため。近日中にハブを購入してUSB-C接続にしたいところです。

視界にギリギリ収まる広さ

画面表示サイズは実測で横59.5cmx横39.5cm。
画面4K27インチと比較して横は同じで高さが約6cm縦長になります。
この6cmの違いが結構大きく、個人的には視界に収められるギリギリのサイズだと感じます。

自分の使用環境はモニターアームに吊り下げてモニターからの距離は約50cm。これで高さをセンターに合わせてかろうじて視界に収められるくらいです。
思いの外28インチ4K+の表示領域は広大です。

またドットバイドット表示しているのもあってより距離感を感じるのかも。
スケーリングしてモニターから距離を離せば使用感も変わるかも知れないです。

画質

うーん、普通ですかね。
おそらく液晶パネルの供給メーカーなんて世界で数社でしょうから、パネル品質自体に大きな差は出ないものと考えています。OLEDや120hz対応など最新のトレンドには対応していませんが、必要十分の画質とスペックだと思います。

黒の締まりはイマイチ

コントラスト比が高くはないので、これまで使っていたDELLのモニターと比べると黒が若干眠く感じます。
他モニターと比べてという感じで気になるほどではないですが、文字の可読性にも影響するので良いモニターからの買い替えだと気になるかも知れません。

色は問題なし

色については特に気になることはないです。

このモニターに限ったことではないですが、初期設定ではガンマとコントラストが高めでギラギラしているものなので、自分好みに調整すればおおよそ期待通りの見え方にはなるかと思います。

モニター周辺が暗い

ただ一点気になるのは四隅が少し暗くなること。

IPSパネルなので視野角は178度くらいあるはずなのですが、それより狭いようです。
モニターからの距離が50cmくらいだと明らかに暗く感じますね。
尚、正面から周辺を見ると明るいのでバックライトの問題ではなさそうです。

ただ作業用と割り切るならばそこまで大きな問題ではないですかね。
作業自体は明るい中心で行いますし、視界の端が暗く見えるのが気になるという程度で大きな問題ではないかと思います。

作業用なら割とおすすめできるモニター

普通に使えそうな4K+モニター

ということで謎メーカーCRUAの激安4K+モニターのレビューでした。

「激安中華メーカーの闇を暴く」的なトピックがあれば良かった(?)のですが、いたって普通に使えそうなモニターです。
もとより液晶モニターなんて枯れた技術でしょうし、そこまで品質に違いがでるようなデバイスではないと考えているので想定通りという感じでしょうか。

とは言え無名メーカーは検品や梱包状態などでハズレを引く可能性が高いのでまるっきり信用できないのはありますし、何より気になるのは耐久性。
こればっかりは長期使用してみないと何とも言えないところですね。
すぐ壊れたら再レビューしますのでご期待ください笑

4K+サイズは人と設置環境を選びそう

激安というよりも今回このモデルを購入した一番の動機はアスペクト比3:2のサイズ感を体験したかったこと。思った以上に縦幅20%増は違いました。
ドットバイドットで使うにはこの縦幅はギリギリ。150%くらいのスケーリングで距離を離して使うのが正しい感じがします。

その点でこのモニターの問題を挙げるならば昇降機能のないスタンドでしょう。
IPSパネルなので視野角については角度調整で何とかなるとは思いますが、モニター全体を見渡すのに高さを合わせられないのはやはり面倒です。
このモニターを使うならばモニターアームを用意したほうが快適に使えるかと思います。

仕事用途ならば割とおすすめ

色を扱うプロならば絶対選択肢に入ることはないと思いますが、コードを書いたりプレビューしたりなど複数ウィンドウを立ち上げて作業する用途ならば縦400pxの差は結構効いてくると思います。
あとは動画編集でタイムライン分表示エリアを稼げるのもメリットになるでしょう。

キャリブレーションなんて厳密なチェックはしていませんが、目視でiphoneに近い色調まで設定できましたので、アマチュアレベルならば写真現像や動画視聴などもまぁ問題ないでしょう。
何より2万円前半と激安で4K+解像度とコスパ的には申し分ないので、16:9で縦が足らないな…とモヤモヤしている方には割とおすすめできるモニターかと思います。

一応気にしておくべき点は3点。
・モニターから50cmくらいの距離から周辺が暗くなる
・HDMI接続ではリフレッシュレートが50hzになる
・USB-C接続はできるが給電は対応していない

他にはUSBハブがなかったりと安い分かゆいところに手が届く機能がないので、そのあたりを割り切れれば悪くない選択肢になるかと思います。

エンターテイメント用途なら大手メーカー製品を

ただあくまで作業用としてオススメということで、エンターテイメントやゲーム用途ならばこのモニターは選択肢から外したほうが幸せになれると思います。

正直このモニターのメリットは表示領域が広いことだけなので、色の鮮やかさならOLED搭載モデル、ゲームなら120hz対応モデルなど目的で要件を絞って探したほうが良いです。
そもそも動画やゲームでは上下に黒帯が出てまったり、HDMI接続ではリフレッシュレートが50hzなったりと4K+解像度自体がそういった用途には不向きだと思います。

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