PC起動ディスクではすっかりスタンダードになっているSSD。
ノートPCでは標準搭載機も多く、デスクトップ用も低価格化も進みすっかり定番のドライブになりましたよね。
そんなSSDに新たなブランドの製品が発売されました。
それが今回紹介する香港ESSENCOREの新ブランド「KLEVV」です。
この度「klevv サンプリングキャンペーン」にてご提供いただけることになりましたのでこちらの製品をレビューしたいと思います。
スペック
今回提供いただいたのは120GBモデルです。
他に同ブランドでは240GB、480GBが用意されています。
コントローラーはSMI SM2256でSKhynix社製16nm TLC NANDを採用と、コストパフォーマンスモデルでは標準的なスペック。
公称スペックはRead540MB/sでWrite370MB/sとなっています。
さて、それでは計測してみます。
概ね公称どおりのスペックですね。
これで6,000円前後(2017年10月末現在)ならば十分コストパフォーマンスの良いモデルと言って良いでしょう。
またSSDの転送速度はケース裏にも書かれている通り、容量に比例するので速さを求めるならば容量の多いものを選択するのがベターです。
ただ一般用途でそこまで転送速度にシビアになることもないと思うので、純粋に必要な容量で選べば良いと思います。
Macでの使用
内蔵ドライブと言えばWindows機での設置が多いですが、今回はMacBook Proの外付けドライブとして使用してみます。
ちなみに接続に使用したのは以前紹介した玄人志向の「KURO-DACHI/CLONE/U3」です。
SSDとHDDの2本立ち!
さながらストレージ兄弟といったところ。
裸族系のストレージケースに抵抗のある方もいるでしょうが、結構便利なんですよ。
いざという時には小型・軽量・堅牢なSSDならサクッと抜き取って持ち出すことも抵抗がありませんしね。
ちなみにフォーマットはWin/Macでのデータ互換を考慮してexFATにしてみました。
SSDは汎用デバイスですから、当然のごとくMacでも認識されます。
ディスクユーティリティからフォーマット形式を選択して「消去」すればサクッとデスクトップにドライブアイコンが出現します。
では今度はマックブックプロで、同マウンタからSSDとHDDのベンチをとってみます。
Windows機のSATA接続と比べると若干落ちますが、HDD比でRead/Writeともに約2倍!
SSDなら転送速度が速い上に駆動音もしないので快適そのものです。
ただバイト単価ではHDDにはとても太刀打ちできないは事実。
本体ストレージ容量の増設が困難なノートPCでのストレージ強化としてこのように一時保存としてSSDを、長期保存としてHDDを用意すると利便性も高くコストも抑えられるのでオススメです。
エントリークラスSSDの良い選択肢
ということで今回はESSENCORE社からご提供いただいたSSD「KLEVV」シリーズの紹介でした。
新ブランド、低価格SSDということでアキバでも話題になっているように、増設や古いPCの再利用などにはもってこいの製品です。
特に3世代、4世代前のノートPCなんかはストレージ交換で十分現役機として復活するでしょう!
こういった新生ブランドが挑戦的に低価格・大容量の商品をどんどん輩出してくれるのは消費者としてはもちろん大歓迎ですよね!
SSDはハイスペックでなくとも、HHDとリプレイスするだけで十二分に恩恵を受けられる近年まれに見るエポックメイキングなカテゴリ。
コスパ重視で検討している方は是非KLEVVシリーズも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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