かれこれ1年ほどRazer Core XをMac book proのeGPUとして使用してきました。
現在までマイニングファームのバラし品のRX470 8G(BIOS書き換えでRX580として使用)を搭載して使っていますがパフォーマンスは十分、快適な作業環境は快適そのものです。
ただRazer Core Xを含め、eGPUボックス導入にあたって悩むのがファンの騒音問題。
ゲーミングデバイスということで高パフォーマンスGPUまで想定しているのもあってかケース側面もファンを設置されており、このファンノイズが結構気になります。
加えて同梱されているケーブル長が0.5mと非常に短いので、設置場所が限定される上に騒音源を離すこともできません。
こういったノイズって毎日使うものなので微妙にストレスになりますし、集中して作業している時には気になるんですよね。
今回macbookproからMac miniへ乗り換えるにあたって、これを機にこのノイズ問題も対策をしてしまおう!ということでファン交換とロングケーブルを導入してみました。
目次
静音ファン「Noctua NF-P12 redux-900」
今回購入したのは、自作PC界隈でお馴染みの静音ファンメーカーNoctuaの「NF-P12 redux-900」という製品です。
CPUクーラーなどでも有名なメーカーですね。
独特な茶色いカラーリングで知られているモデルですが、レギュラーモデルは4,000円前後と12cm角ファンにしてはとても高価です。
さすがに4,000円は高かったので、下のグレードで半額くらいのreduxシリーズにしました。
取り付け
取り付け…なんて言ってもボルト外して繋ぐだけです。
元が12cm角のファンなので、同じサイズのものを選択すれば何でも取り付けられます。
注意点があるとすれば、ボルトがロックタイトが塗布されてしっかり取り付けられているので、ボルトをなめないように太めのドライバーを使うこと。
あとは標準が吸気方向に取り付けられているので、向きを間違えずに取り付けることくらいでしょうか。
期待通りのノイズ低減効果!
さて、効果はどんなものかと言うと…大幅にファンノイズが低減しました!
さすが高いだけはあります!
以前自作をやっていた頃「静音ファン」と言われるものを何個か試してみましたものの、大して効果を感じられたことがなかったので驚きです!
自作パーツも進化しているんですねー
一応電源ファンから流れてくる風に手を当ててみましたが涼しかったです。
エアーフロー的にGPUの裏面を冷やしつつ電源ファンへ流している補助的なものなので、RX470クラスならば900rpmのモデルでも問題ないなさそうです。
Cable Matters Activeタイプ 2m
thunderbolt3ケーブル選びで注意するのは転送速度です。
thunderbolt3ケーブルにはパッシブとアクティブの2タイプがあります。
パッシブタイプは40Gbpsの転送速度を出すには0.5mが限界で、それ以上の長さになると20Gbpsになるそうです。
対してアクティブタイプは信号の減衰しないよう増幅器が付いていて、0.5m超でも40Gbpsの転送速度を担保しています。
【Mac】Thunderbolt 3ケーブルが長いとパフォーマンスの影響が実際にどれくらいあるのか?
Thunderbolt 3ケーブルのパッシブとアクティブの違い
ということでケーブルは評判の良さそうな「Cable Matters」を購入。
40Gbpsに対応したアクティブタイプ、2mのケーブルです。
2mのケーブルで約6,000円と、これまたなかなか高価なシロモノ。
まぁ高速データに転送する高品位のケーブルなので仕方がないでしょう。
安い製品でトラブルが発生しても嫌ですしね…
ケーブル長にパフォーマンスは影響するか
ではケーブルを交換によるパフォーマンスの影響があるか確認してみます。
計測はGeekbench4を使用しました。
パッシブケーブル(0.5m)
アクティブケーブル(2m)
結果、スコアにほぼ変化はありませんでした。
何ならアクティブタイプのほうが少し値が上がってるくらいです。
パフォーマンスに影響はなく、普通に使えているようです。
まとめ
ファンとケーブルで約8,000円と少々高くつきましたが、日々のストレスを解消できることを考えれば十分満足のいく効果がありました!
作業的には全く難しい点もないので、ファンノイズに悩んでいる方には是非オススメしたいです!
基本的に常時接続する製品ですし、ちょっと高くてもいいからメーカー標準でこのくらいの対応はしてくれても良いと思うんですけど…ニッチなカテゴリの製品なのでそこまでは望めないんですかね。
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