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軽量コンパクトなシグマの新機軸!SIGMA 45mm F2.8 DG DNレビュー

2020年02月16日

2020年02月17日

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発売前から気になっていたSIGMA 45mm F2.8 DG DN。
同時発表のSIGMA fpに話題をかっさらわれたり、F2.8と地味なスペックのせいか発売から半年経過しているのにレビューも少ないですね...
確かにイマドキの単焦点としてはF2.8は控え目だったりとスペック上のパフォーマンスは決して高くはないですが、ボケを重視した設計思想や質感・サイズなど、ある意味シグマらしい、独自性の高いプロダクトなのでもっと評価され良いと思うんですけどね。

このレンズの発表を知ってまず思い浮かべたのがパナソニックのLUMIX G 20mm/F1.7。
線は太めで開放では若干ピントが甘いレンズではありましたが、35mmと50mmの中間の焦点距離とちょっとクラシックな雰囲気の写りのパンケーキレンズです。
時々ハッとさせされる描写、なによりそのコンパクトさが軽快で2、3年つけっぱなしで愛用していました。
画角や作例を見た感想から、どことなくこのレンズを彷彿とされるんですよね。

Α7III用の軽い標準単焦点が欲しい、またパナ20mmみたいな味のあるレンズを使ってみたいなという思いもあって、遅ればせながら購入してみました。

外観

シグマらしい、随所にこだわりを感じるディテールです。
なにより鏡胴からフードまで徹底した金属感がたまりません。

フォーカスリングの重さは相当拘ったというだけあって心地よいトルク。
そのサイズ故にリング面は細いですが操作感は良好です。

そしてこのレンズの特徴の1つが絞りリング。
現行のレンズではパナライカやフジの単焦点でよく搭載されていますが、先鋭的なイメージのシグマが採用したのはちょっと意外です。
購買層を意識してるんですかね。
クリック感は適度な重さがあり操作感は良好ですが、慣れないせいもあってか手が迷いますね。
そもそもボディ側の操作で慣れているのと、フードを逆付けしていると回せないので最初は面白くて触ったりしていますが出番は少なくなりそうな予感がします。

サイズ

長さは46.2mmとコンパクト。
SEL55F18Zと比べると頭一つ短いくらいでしょうか。
ちょっとの差ですが、個人的にこのサイズ感が丁度よい。

ちなみに近い焦点距離ではSEL35F18Fがライバルになると思いますが、こちらは55mmとほぼ同サイズになります。

焦点距離

焦点距離は35mmと50mmの間の45mm。
カテゴリ的には「標準域」なんでしょうが45mmって中途半端な感じがしますよね。
でも意外に40mm付近って使いやすかったりします。
そもそも先に書いたようにパナソニック20mmF1.7を使っていたので画角に慣れているというのもあるんですけどね。

自分としては単焦点のオールラウンダーは35mmだと思っているんですが、35mmって被写体によってはパースがつきやすいんですよね。
それもあってSEL55F18Zをよく使っているのですが、SEL55F18Zだと微妙に画角が狭い。加えて最短撮影距離が長いのもあって街へ持ち出すには使いにくいんですよ。

その点で45mmならパースも落ち着き、画角もほどほど、24cmまで寄れると、とても使いやすいんです。

ボケ感

ボケ優先で設計されたというだけあってとても柔らかいボケ感。
総体のボケ量は少ないですがゴワゴワした細かいボケでなく、大きくふんわりしたボケです。
なだらかにボケていく感じは好きですね。

ただF2.8と控え目なのもあり、F1.8など明るい単焦点と比べるとボケ量はおとなしめです。
被写体深度は明るいレンズほど浅くないので、浮き出るような立体感のある表現は不得意ではあります。
まぁそこは被写体と背景の距離感でも調整できるので、撮り方次第といったところでしょう。

最短撮影距離

最短撮影距離が24cmと、このが画角の割に結構寄れます。
倍率にして1/4倍と、テーブルフォトなんかには最適でしょう。

ただ近接撮影には一点問題があって、絞り開放で至近距離の撮影するとピントがすごく甘くなってしまいます。
現代のレンズ、ましてやシグマらしからぬ解像感です。

これは公式ブログや製品発表時の動画を見ればわかりますが設計上の仕様です。
仕様と言うよりサイズと価格などによる割り切りと呼ぶべきでしょうか。
これを「味」とか「表現」と置き換えることができるか、ちょっと難しい問題ではあります。

上の写真を拡大するとこんな感じ。

「fn」キーにピントを併せているのですが、ちょっとモヤッとしてるのが分かると思います。

ただF4まで絞るかちょっと距離をおけばそれなりにシャープになるので、運用でカバーできる部分ではあります。

風景撮影

遠景に関しては開放でも十分シャープ。
近接撮影で気になる芯の甘さはなく無限遠まで綺麗に解像します。
色の浅さと相まって周辺減光は少し気になりますが、これはこれでアリですね。

コンパクトでスナップが楽しくなるレンズ

このレンズを使ってみて個人的には「F2.8通しの写りの良いズームレンズから45mm部分だけ切り取ってコンパクトにした」レンズかなと思います。
こう言ってしまうと何とも味気ないレンズとなってしまいますが、逆に言えばクセが少なく使いやすいレンズだなという感想です。

しかし表現の幅という意味ではやっぱりF値の低いレンズに分がありますね。
深いボケ、ナイフのような解像感などエッジのきいた特性がないので、単焦点にそういったものを求める方は素直に明るいレンズを選んだほうが幸せになれます。

ただ普段使いで大きなボケはあまり必要としませんし、大きく重くなっては持ち出すのが億劫になりますよね。
いつでも気軽に持ち歩きたくなるサイズ感とそれなりの解像感、そして美しいボケを兼ね備えた点でこのレンズの存在意義は十分にあると思います。

近接撮影の絞り値はいくらか気を使いますがそれ以外は目立った欠点はなく、寄れる・キレイなボケ・高い逆光耐性と道具としての利便性と信頼性。
そこまで明るさが必要ない、コンパクトでよく写るスナップ用がレンズ欲しいというニーズは十分に満たすレンズだと思います。

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