はじめての自由雲台!「SIRUI G-20KX」レビュー

自由雲台「SIRUI G-20KX」購入

これまで雲台はマンフロットの三脚に付属していた折り畳み式3ウェイ雲台を使用していましが、持ち運びには便利なのですがそれでもややかさばるのと、使用時の組み立てが面倒な為自由雲台を探していました。

とは言え有名メーカーの製品は高い・・・
ネットで探してみたところそこそこ安く、それなりの評価があり、家電量販店でも扱いがある安心感でSIRUIを購入してみました。

「SIRUI G-20KX」仕様・内容物

ボール径36mmのボールヘッド自由雲台。
最大搭載荷重15kgの「G-10X」もありますが、こちらは最大搭載荷重20kg。
自分の環境でほどほどに余裕がある20KXをチョイスしました。

内容物は左からポーチ、雲台、説明書・予備のカメラ取り付けネジ。
販売元が日本法人なので、きちんとした日本語の説明書がついています。
ほとんど読むことはないでしょうが、同じ中国製でも日本語の説明書がついているだけでちょっとホッとしますね。

また三脚との取り付けネジ穴は3/8インチなので、三脚側が1/4インチの場合は変換アダプタが付属していないので別途必要になります。
ちなみにマンフロットの三脚は3/8インチなのでそのまま取り付けできました。

本体

仕様は一般的な自由雲台なので特筆すべき点はありません。
ダイヤルの回し具合も安っぽくないです。
アルミニウム素材なのでそれなりに質感は上質ではないでしょうか。

細かいことを言えばプリントが若干荒い感じ。
まぁ実用性には全く問題がないので良いんですけど。

クイックリリースプレートは最近流行りのアルカスイス互換です。
ダイヤルを締めたときのプレートのホールド感もがたつきはなく、工作精度の問題はなさそうです。

アルカスイス互換を初めて使ってみましたが、プレートをしっかり噛んでホールドしてくれるので安心感がある反面、レールに差し込む→ダイヤルを絞ると2アクションなのでそこまでクイックじゃないですね。

クランプ部にずり落ち防止用のセーフティロックピンが付いています。
低価格の製品ですがボタン部の赤いアルマイト加工がいい感じ。

マンフロット三脚に取り付けるとこんな感じ。
三脚部と雲台の質感が違いますが、意外にカスタム感が出て良い感じです。

使用感

さて肝心の使用感ですが全く問題ありません。
カメラがCANON 6Dで重量が755g、レンズはEF24-70 F4Lで600gの約1,3kgで使用しましたが耐荷重にしっかりマージンもあるのでしっかりホールドできています。

ただフリクション調整に関してはちょっと微妙な感じ。
「動きが硬いかなぁ」と少し緩めるとズルっといってしまいます。
丁度よい抵抗に合わせられないんですけど、自由雲台は初めてなのでこんなものなんですかね。

あと縦位置にするとカメラとプレートが傾きます。
まぁこれは雲台が悪いのではなく、プレートのネジの緩みとプレートのグリップの問題か、そもそも物理的に無理なのかも知れません。
幸いアルカスイス互換は社外品が多いので、縦位置撮影にあたってL型プレートの導入を検討しています。

まとめ

初めての自由雲台、ということでなかなか評価しづらいですが、所有感・使用感共に概ね満足できる製品です。
何よりアルカスイス互換の仕様なのでオプション品も多いですし、プレートを統一することでカメラの載せ替えおよび三脚の使い回しができるようになるメリットもあります。

また最近は近いスペックでより安い雲台ないし雲台付き三脚もありますが、それらとの工作精度の差がどれほどのものかは分かりませんが、中国メーカーのプロダクトも侮れなくなった、という感想。
ただ玉石混交なカオスな状況なのでしっかり見極めないとハズレを引く確率も高いですが、中国製品もうまく付き合っていきえば良い買い物ができると感じた製品でした。

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