高機能でカッコイイけど壊れやすい・・・
以前からバイク用bluetoothインカムにサインハウスのB+COM(ビーコム)を使用しています。
bluetoothインカムはツーリング中での会話はもちろん、スマホと接続すれば音楽や音声ナビも聴けるしハンズフリーで電話もできるライダーには便利なガジェットです。
昨今のバイク乗りならば結構使っている人も多いんじゃないでしょうか。
そんなbleutoothインカムの先駆けでメジャーなデバイスがこの機種になります。
スタイリッシュなフォルムにクオリティも高いので気に入っていますが、いかんせん壊れやすいのが玉に瑕。
スイッチの故障やコードの接触不良、マイク・スピーカーコードの断線などトラブル悩まされています。
その度にメーカー修理やパーツ購入、機種変更をしてきたのですが……今度は基盤についているスイッチがもげてしまいました。
原因は冬用グローブで通信呼び出しスイッチを押したのにクリック感がなかったので、強く押していたらポロリととれてしまった、という具合です。
これは修理できるかも分からないですし、修理代も高くつきそうな感じ。
ということで今回、壊れても諦める前提で自分でスイッチ交換をしてみました。
ちなみに今回修理したのは2世代ほど前のSB213.EVOになります。
目次
とりあえず分解
分解自体は非常に簡単。
裏面の8本のネジを外すだけです。
ただマイク側の2本は+ネジですが、残りの6本はトルクスネジになりT6のドライバーが必要になります。
基盤はこんな感じ。
避けてありますが中央にバッテリーが配置されています。
ちなみにUSB端子の付け根にシーリングが施されていますが、これはおそらく一度断線でメーカー修理をした時に対策されたものでしょう。
で、今回肝心のスイッチですが、これは補修後の写真になります。
基盤の端に4ヶ所付いている白い物体が各機能が振り分けられたスイッチなのですが、見ての通り基盤にハンダ付けされているだけ。
これじゃポロっといく訳です。
スイッチ交換
チップ交換をする訳ではないので、半田ごてが使えればそこまで難易度は高くなさそうです。
尚スイッチはこちらで購入しました。
長辺7mmほどのちんまいスイッチ。
わざわざ秋葉原まで行って探さなければならないものがネットで手に入るなんて便利な時代です。
送料込みで10個500円ほどで割高感もありますが、交通費や手間を考えればこんなものでしょうか。
そしてスイッチ取り付け後がこれ。
少々雑な感じですが、できるだけ強固に設置したかったので少しハンダを盛ってみました。
スイッチ自体はスイッチ後方の2つの接点だけで良いのですが、前方2点の足にも固定するポイントがあるので、計4点のハンダ付けをします。
とりあえず動いたっぽい
修理後通話相手のデバイスがない為まだ通話確認はとれていませんが、呼び出しのコール音は聞こえるのでおそらく問題ないかと思われます。
ただ構造上またポロっといきそうで怖いですが、まだスイッチのストックもあるので当面は自己修理対応で使っていこうかなと思います。
あとこれは言うまでもないですが、本体を開いた段階でメーカー保証外になる可能性が高い上に、ハンダ付けなんてしたら以ての外。
自分で修理する際は「壊れても諦める」精神で、自己責任でお願いします。
修理でハマったポイント
今回修理してみていくつかハマったポイントがあったので一応追記しておきます。
補修後テストした時に電源が入らなくなる
作業中におそらく基盤のどこかにスイッチの接点かハンダが触れてしまったと思われ、それが原因で電源が入らなくなることが何度かありましたが、USBから給電したら電源が入るようになりました。
スイッチをグルーガンで固定しようとしたら動かなくなった
ハンダだけじゃ心許なかったので、グルーガンで固定しようと思ったら作動しなくなりました。
熱でスイッチが壊れたのか・・・仕方ないのでハンダのみで固定することに。
修理後ドレスアップ用カバーが外れやすい
修理後に取り付けて走行していたらドレスアップ用パーツのカバーが外れてしまいました。
おそらくケースを開けた時にカバーのツメが外れていたんじゃないかと思います。
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