楽しい広角レンズ
先日ソニーのα6300/6500が気になる!という記事の中で10-18mm(35mm換算15-27mm)について触れましたが、最近広角域のレンズがとても気になっています。
旅行先での撮影がメインなので、やっぱり風景写真には広く写せる広角レンズのほうが向いていますしね。
ただ荷物をあまり増やしたくない状況で広角ズーム一本でこなせるのか?となるとどうなのか。
あとは画角が広く被写体との距離の兼ね合いで、構図を決めるのが難しかったりなど面白そうではあるけど使い所が限られるイメージがあります。
ひとまず以前購入したフォーサーズ(マイクロではない)用レンズ「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm(換算18-36mm)」があったのでマウントアダプター「MMF-2」を装着して久しぶりに数日使用してみました。
ちなみにボディはOLYMPUS PEN mini E-PM2、全て広角端9mmで撮影しています。
作例
曲がり角的なシーンで対角になる通りを一枚に収めてみました。
また奥のほうまで人が写せるので、賑やかな雰囲気を撮るのにも向いていると思います。
広角レンズならではの一枚でしょう。
レンズについてですが、当時の評判通り周辺に関しては歪みがあまり感じられませんが、シャープさや色にじみは価格相応といったところ。
中央はスッキリ写っているのでスナップ撮影には十分でしょう。
軍事的なことは疎いので良くわかりませんが、移動式のミサイル発射台。
割りと背の高い被写体でしたが、軽く下から煽ればしっかり構図内に収まります。
後ろのレーダー塔まできっちり収まってますね。
いわゆる「日の丸構図」ですが、空と地面を大きく入れられるので広い奥行き感を演出できます。
トラックを広角端9mm(換算18mm)で下から煽って撮影。
さすがにかなり近づいた為、ダイナミックなパースペクティブがかかっています。
こういう写真が撮れるのも広角ならではですね。
続いて味のあるピザ屋。
看板をアップに建物もしっかり収められています。
無人駅をバックに菜の花。
最短撮影距離が0.25mなので広角マクロ的な撮り方もできます。
望遠レンズのように圧縮効果もかからないので、遠近感が出てイメージ通りの仕上がりになりました。
真っすぐ伸びる線路の収束点を中央に置くと、吸い込まれるような構図が面白いです。
なんてことのない空の写真ですが、画角が広いので樹木や建造物を入れて額縁のような効果を出してみました。
若干フレアが発生しています。
最後に縦位置のサンプル。
手前の樹木が葉まで全体が写るので、並木通りの雰囲気が出てるかなと思います。
意外に広角1本でもなんとかなる
ということで今更ですが「マイクロ」でないフォーサーズレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm」の作例兼レビューでした。
久しぶりの広角レンズでの撮影はなかなか楽しいですね!
以前は購入したもののいささか使いづらい印象があり防湿ケースの肥やしになっていましたが、久しぶりに引っ張り出してみると意外にも使いやすいレンズでした。
あと広角ズーム一本で持ち歩いても不便を感じるケースはそれほどありませんでした。
このレンズは望遠端が換算36mmと標準域なので、その点も使いやすいポイントでしょう。
とはいえ苦手なシチュエーションはいくつかあり、その一つがテーブルフォト。
最短撮影距離が0.25mと言っても画角が広いので寄った撮影には厳しいです。
あとF値が暗いので室内撮影では条件が良くないのと、ボケが発生しないのでテーブルフォトにはやや不向きですね。
その点はやっぱり自分の使い方だとパナ20mmF1.7がやっぱり万能選手といったところでしょう。
今更「マイクロ」じゃないフォーサーズレンズを使う物好きもあまりいないと思いますが使用感も一応書いておきます。
描画については他のフォーサーズレンズと変わらず問題なし。
現在でも十分使えるレベルでしょう。
AFに関してはコントラストのみなのでやっぱり遅いですね。
遅い遅いと言われるパナの20mm F1.7と比べてもやや遅いレベル。
ただしっかり合焦はするので、じっくり構えて撮影する分にはそこまでストレスにはなりませんでした。
m4/3用にも同スペックのレンズが用意されているので、これから購入を検討されている方にはもちろんそちらをオススメします。
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