E-PM2用のストロボバウンサーを作ってみた
前回外付けフラッシュ用のストロボバウンサー制作の記事を書きましたが、今度はオリンパスPEN mini E-PM2付属の小型フラッシュ用のバウンサーも作ってみました。
目次
ストロボバウンサーの自作
仕上がり装着例はこんな具合です。
外付け用のバウンサーはストロボを上に向けて正面に光を拡散しますが、E-PM2付属のものは正面から動かないので、フラッシュ前に小さな反射板を置き背面の大きな反射板へ跳ね返した光を正面に拡散する作りになっています。
上から見るとこんな感じ。
バウンサーの作り方
1.購入する部材
前回同様、とりあえず200円(税抜き)握りしめて100円ショップで下記のものを買ってきます。
・粘着式のマジックテープ
表・裏共白いファイルならば1冊で2枚作れます。
2.型紙を出力
型紙をプリンターで出力します。
フラッシュの型番はFL-LM1。E-PL5、E-PL6も共通のもののようです。
中央に穴を開けてフラッシュをくぐらす形状ですので、似た形状のものでしたら流用できると思います。
A4サイズのPDFをアップしましたのでご利用ください。
3.プラスチックの表紙を切る
表紙だけ切り落として、型紙に合わせて裁断します。
外側の太い線だけ裁断してください。
次に折り曲げる箇所の線に、折り込む面の裏側から薄くカッターを入れます。
4.マジックテープを貼る
ストロボへはマジックテープで固定しますので、バウンサー・ストロボ共にマジックテープを貼ります。
E-PM2版自作バウンサー検証
では200円自作バウンサーVer.E-PM2の効果を見てみましょう。
今回もお馴染み国民的ガキ大将の方に参加していただきました。
撮影機材
ボディ:OLYMPUS E-PM2
レンズ:ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
ストロボ:E-Pm2付属ミニフラッシュ(FL-LM1) 設定:TTLオート
撮影環境
撮影環境は室内で蛍光灯の明かりのみでやや暗い状態での撮影になります。
ISO200 絞りF3.5
上から順にストロボ発光なし・ストロボ発光(バウンサー付き)・ストロボ(直射)です。
これは非常に微妙・・・
一応効果は見られるがその差は微妙
まぁ被写体が国民的ガキ大将ですから、ちょっとやそっと変わったところでキレイなガキ大将にはならないんですが、一応チェックしてみましょう。
まずバウンサー付き。
顔の陰影が消えてちょっとキレイになっています。
あとはお腹やズボンの部分に光が当たっているのでほんのり立体感が出てます。
そしてフラッシュ直射。
存外に良い感じ。
ただお腹やズボン部分に光が入りすぎて少しテカッってしまっているのと、奥の影が強く出ているので若干表現が固くなっています。
結論を出すなら表現の違いを変えられる程度でしょうか。
フラッシュ直射はやっぱりテカりが出たりして固い表現になってしまうので、ふんわりした表現にはやはりバウンサーに分がありますね。
まとめ
用途によってはアリ
ということで200円(税抜き)でできるバウンサーver.E-PM2制作から簡単な検証までまとめてみました。
そもそもこのフラッシュはガイドナンバー10(ISO200)と出力の弱いものなので、バウンサーの効果もあまり出なかったのかなと思います。
あとは調光がうまいのもあるのでしょうか、直射でもいい感じに撮影できたのはちょっと意外でした。
それでも一応の効果は出ていますので、物撮りなどには良いんじゃないでしょうか。
外付けバウンサーを作った余りの部材で作れますし。
それではー
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