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PC

自作PCの構成・見積もりサイト「パソ探」

2020年09月16日

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過ぎ去りし自作PC黄金時代

1990年代中盤、メーカー製PCがデスクトップが主流で、その裏で流行したのが自作PC。
当時は既製品より安く仕上げられるのが最大の魅力だったが、パーツの寿命や故障、新製品の投入によりスペックが見劣りした際もCPUやグラフィックカードなど部分的に差し替えることによって、低予算でモダンスペックを維持できるのも利点であり、そのパーツ選びが自作PCの最大の楽しみでした。

特に熱かったのが、20世紀末から勃発したインテルとAMDの熾烈な周波数バトル。
どちらが先に1Ghzの大台に乗るCPUを販売できるかしのぎを削る大戦争でした。

この約半年間は両者ありえないくらいのスパンで次々とCPUをリリースラッシュが続いていました。
短いスパンでラインアップが更新されるCPU。加えて自作ユーザーのオーバークロックブームも加熱。
「製造週○○○○はオーバークロック耐性が高い」という噂が飛び交いコアなユーザーは足繁くパーツショップに通い、CPUのロットナンバーを確認する日々。
自分もまんまと踊らされ、2,3ヶ月毎月CPUを買ったりしたものです。

そして市販CPUで1Ghzに先に到達したのはAMD。
当時のAMDはシェアも50%付近と、両者のパワーバランスが拮抗していた時代です。
ここからインテルのcoreiシリーズが出るまでが、CPUが安く一番自作PCのコスパが良かった時代かも知れませんね。

伝説のセレロン300Aはこのちょっと前だったか…とにかくベンチマークを1ポイントでも上げるのに躍起になっていた、まさに自作PC狂気の時代でした。

ショップブランドPCの流行

2000年代に入るとメーカー製PCは徐々にノートPCや一体型に軸足を移していきます。
PCが徐々に一般化し、各メーカーはライトユーザーを取り込むために小型化や低消費電力に躍起になっていました。
一体型PCは地デジチューナーが当たり前につくようになったり、今思えば日本らしいというか迷走していたというか、なかなかカオスな時代だったように思います。

そういった流れで家電量販店から徐々にデスクトップPCがフェードアウトしていく訳ですが、当時のノート・一体型は性能が低くライトユーザーでもちょっと物足りない仕上がりでした。
そんな中で隆起してきたのが自作パーツショップがオリジナルブランドで販売していた「ショップブランド系PC」。

自作できるほどPCの知識はないけどちょっと良いPCを安く買いたいという中間層にヒット。家電量販店からデスクトップが消えたのもあり、デスクトップPC=ショップブランドPCという認識が定着していきます。
ただ取り込んだ客層が中間層だけでなく、自作愛好家も含まれていました。

理由としては、この頃CPU・マザーボード・メモリのプラットフォームに変遷があったことが挙げられるでしょう。
CPUの型式がソケット形状から変わってしまうと、CPUのアップグレード時にマザーボードごと買い換える必要が出てきてしまいます。
そのため、プラットフォームごとにパーツを買い換えるなら言わば「抱き合わせ販売」なショップブランドPCを買ったほうが安上がりになります。

そしてショップブランドPCの攻勢がライトユーザーを取り込みつつ自作ユーザーまで取り込み、徐々に自作PCは衰退していきます。

Core iシリーズ一強時代

さらに自作界隈の進化を停滞させたのがインテルCore iシリーズの一強問題。
これまでインテルち凌ぎを削っていたAMDの勢いが突如急落します。
同時期にグラフィックボード界の片翼であるAITも失速したことで、パーツ選定はcore i/GeForceが定番となります。

そして殿様商売の影響あってCPU価格は高くなり、進化も鈍化してしまいます。
ムーアの法則が崩れたのもこの辺りだったかと思います。

ノートPC全盛期へ

以前は非力だったノートPCはCore iシリーズによる底上げで十分な性能を獲得し、名実ともにメインストリームになります。
牽引役になったのはやはりMacBookと、その尻馬に乗ったインテルの「UltraBook」でしょう。
低電力でも十分に性能を発揮するCPUとSSDを代表とするシリコンドライブの搭載により、ノートPCが満足できるスペックに仕上がりました。

そして秋葉原界隈の自作パーツショップも廃業や大手量販店に吸収、業種転換などが続きます。
加えてネット通販の一般化してきたことで、郊外から交通費をかけて秋葉原まで行く必要もなく最安値で購入できるようになりました。
有象無象のパーツショップがひしめく秋葉原のパーツ街はもはや見る影もなくなりました。

自作から離れたとは言え、全盛期を知っている身としてはとても寂しく感じたものです。

AMDの逆襲。熱い時代再び

約10年、長い間インテルの天下が続き辛酸を嘗めてきたAMDですが、ついに逆襲の狼煙を上げるその日が来ました。
Ryzenシリーズの登場です。

ファーストモデルのインパクトは衝撃的だったものの、インテルの牙城を崩す決定打にはなりませんでしたが代を重ねて3代目。価格も性能も名実ともにcore iシリーズを凌駕するCPUに成長。
依然自作PCは斜陽ですが、20世紀末に勃発した1Ghz戦争以来、実に20年ぶりの自作PCが熱い時代が到来しました。

Ryzenの進化がどこまで続くのか、プロセスルールで遅れを取っているインテルがどう巻き返しにくるのか。
まだまだ面白い状況は続きそうです。

自作PC構成・見積もりサイト「パソ探」

昔話で前置きがやたら長くなってしまいましたが、ここからが今回の本題。
紹介するのはこれから自作PCにチャレンジしたい、新しくPCを組みたいという人に便利な、自作PCの構成・見積もりサイト「パソ探」です。

パソ探[外部リンク]

使い方はいたって簡単。BTOパソコンの構成を選ぶようにパーツを選択していくだけ。
それぞれネットショップ価格を参照してくれるので総額を計算してくれます。

ただ構成を決められるだけでなく、サイドカラムに現在のスペックがパラメータが表示されるのでPCの性能が感覚的に把握でき、パーツの不適合があるとアラートが表示されるので選択したパーツが適合しているかの確認が便利ですね。

他の人が考えた構成も参考に

自分で構成を考えるだけでなく、他の人が投稿した構成も公開されてるのが面白い点。
一人で考えていても「これで良いのかな」と迷うこともありますからね。

またパーツ別に絞り込みもできるので、他の人と比較して自分で考えた構成のバランスを確認するのにも使えます。

PC構成を考えてみた

せっかくなので構成を考えてみました。
コンセプトは「コスパを意識したグラフィック・動画編集用PC」です。

コスパを意識したグラフィック・動画編集用PC[外部リンク]

OS抜きで約15万。
若干こだわりも盛ったのでまずまずといったところでしょうか。
コスパだけ考えればBTOをカスタマイズしたほうが安上がりかも知れません。
ケースとかマザボ・ストレージなんかは適当にチョイスしたので、その辺を抑えればもう少し安く上がりますね。

一応こだわった点だけ抜粋して解説しておきます。

CPU

Ryzen 5 3600 BOX
単にRyzenを使ってみたいというのと、コスパが良さそうなのが理由。
動画にはインテルのほうが向いているという話もあるので、このチョイスは完全に好みですね。
写真のRAW書き出しとか動画書き出しは処理スピードに直結するので、当然グレードが高いほうが良いのですが、費用対効果を考えるとミドルグレードで良いかなと思います。

ビデオカード

GeForce GTX 1660 6G-V [PCIExp 6GB]
グラフィック用途なので、実用面で言えばここまでのスペックは正直必要ないです。
強いて言うならば動画でエフェクトかける際に有利なことくらい。
ただ4Kモニターを使うならばVRAM4GBはあったほうが良いので、余裕を持って6GBモデルを選んだといのが理由です。

また赤い血が流れる者としては本来ならAMDならATIを選ぶのが筋(?)なのですが、adobe使うならcudaがあったほうが有利かなと考えnvidiaを選びました。

ストレージ(SSD)

WD Blue 3D NAND SATA WDS100T2B0B(メイン)
KC600 SSD SKC600/512G(サブ)

SSDを2つ積んでいるのはメインストレージ用とadobeツールのキャッシュ用と分けるためです。
photoshopなどで大きなデータを扱うとキャッシュファイルが大きくなるので、500GBのSATA接続のものを追加しました。
もっとも、Webデザインなどでは重い画像ファイルはあまり扱わないので必要ないかも。

ストレージ(HDD)

DT02ABA600 [6TB SATA600 5400]
HDDは個人的に絶対的な信頼をおいているIBM系一択。
モデルによってカリカリ音がうるさかったりしますが、IBM/TOSHIBAは一度も壊れたことがありません。
ちなみに破壊歴No1はダントツでSeagateです。

CPUクーラー・ケースファン

NH-U12A(CPUクーラー)
NF-A4x20 PWM(ケースファン)

CPU/ケースファンはちょっと高いけど静音性に定評のあるNoctuaを選んでみました。
eGPUに使っていますがとても静かですよ。
静かさは作業の集中力に直結するので投資する価値はあるパーツです。

自作PCの試算、これから自作初心者の構成の参考に

ということで、簡単ですが自作パーツ構成・見積もりサイト「パソ探」の紹介でした。
自作PCに興味がある方、次のPCを組もうと思っている方、最近流行のeスポーツ用にゲーミングPCを考えてる方に参考になるwebサービスじゃないでしょうか。

選択肢の最初に表示されるのパーツが古かったり、価格が未登録のものがあったり、詳細情報に誤記があったりと粗はいくらか散見されますが、自作PC構成を検討するには十分使えるサイトでしょう。

あとはスペック公開している「みんなの自作PC」のユーザビリティをもう少し改善すれば、参考にしやすくなるんじゃないかなと思います。
例えば検索窓付けるとか、「コスパ」「ゲーミング」「動画編集」みたいな感じで、どういった目的で構成したPCなのかが選べると、探す側がもっと便利になるんじゃないでしょうか。

自作PCからすっかり離れてしまいましたが、やっぱりパーツ選びは楽しいですね。
構成を考えるのにあれこれ調べていたら、久々に1台組みたくなってしまいました。

Windowsに戻る時はまた自作しようかな......

パソ探[外部リンク]

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